創業の想い

温泉・湯治文化を未来につなぐ

消えゆく日本の宝を、黙って見過ごせるだろうか

東北には約570の温泉があります。

長い時を超えて人々の心と体を癒し続けてきた温泉は、まさに日本が誇るかけがえのない宝です。けれど今、その宝が静かに、確かに失われつつあります。

経営者の高齢化や後継者不足により、毎年十数軒の温泉宿が廃業を余儀なくされているのです。私たちが引き継いだ夏油温泉観光ホテルも、まさにその渦中にありました。

湯の灯を絶やさぬように 再生と継承への覚悟

このまま見過ごしていていいのだろうか?
一度消えた温泉宿は、そう簡単に戻ってはきません。

私たちは、温泉・湯治という文化遺産を、未来へ手渡したいと思いました。
地域の力を信じ、再び人が集い、学び、癒される場所に。

湯治宿の再生を通じて、ウェルビーイングな生き方や働き方を支える新しい時代の拠点にしたい。
この地で灯されてきた「湯の灯」を、私たちは絶やしません。

その想いから、私たちは「GETO Village株式会社」を立ち上げました。
日本の宝である温泉文化を、次の時代へ。そして地域に新しい息吹を届けるために――。

なぜ、夏油温泉なのか

価値のある、そして失ってはならない夏油温泉

夏油温泉は、平安時代の856年に開湯したとされ、千年以上にわたり人々を癒してきた、歴史と文化を持つ貴重な温泉地です。

冬季は閉鎖される“秘湯”でありながら、高速道路ICから近く、アクセスしやすい希少な存在でもあります。また、訪日外国人にも人気の夏油高原スキー場を有し、エリア全体として高いポテンシャルを秘めています。

現在、温泉地として営業しているのは「元湯夏油」と、休業中の「夏油温泉観光ホテル」の2施設のみ。もしこのホテルが失われれば、夏油温泉はその魅力と選択肢の多様性を大きく損なうことになります。

大好きな場所、大好きな人に出会える夏油温泉

北上・夏油には、人を元気にする力がある。

澄んだ青空、山の緑、紅葉の彩り、そして雪深い冬の静寂。

自然に抱かれ、自分を見つめ直し、リセットできる場所。

さらにこの地には、魅力的な人々や志ある経営者たちが集い、出会いと学びが日々生まれています。

私たち創業メンバーにとって、夏油は心から愛する場所であり、かけがえのない人たちに出会えた場所。何度でも立ち上がらせてくれる、不思議な力を持つ“なくしてはならない”温泉地です。

2025年1月吉日
創業発起人一同